令和6年能登半島地震 被災地支援プロジェクト

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NPO法人ボランタリー・アーキテクツ・ネットワーク(VAN)+ 坂茂建築設計では、2024年1月1日に発生した能登半島地震の被災者用避難所にて、避難所用・紙の間仕切りシステムの設置を開始しました。

NPO法人ボランタリー・アーキテクツ・ネットワークでは、災害支援の活動に対して、皆様からの募金を受け付けております。ご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。

 

瓦プロジェクト


瓦回収プロジェクトの実施

12月14日、先月に引き続き珠洲市の市役所横の西勝寺にて瓦の回収作業を行いました。
協力:瓦バンク

11月23日、珠洲市の市役所横の西勝寺にて瓦の回収作業を行いました。
協力:瓦バンク

11月9日、珠洲市の雲津M邸跡にて瓦のレスキュー作業を行いました。
協力:瓦バンク

10月17日、珠洲市の本住寺にて瓦の回収作業を行いました。
協力:日蓮宗青年会、瓦バンク、越前セラミカ、芝浦工業大学

9月28日、珠洲市の本住寺にて瓦の回収作業を行いました。
協力:瓦バンク、越前セラミカ、芝浦工業大学

9月7日、珠洲市雲津にて瓦の回収作業を行いました。
協力:瓦バンク、芝浦工業大学、越前セラミカ

8月24日、珠洲市雲津にて瓦の回収作業を行いました。
協力:瓦バンク、金沢大学、芝浦工業大学、越前セラミカ


8月11日、珠洲市三崎にて瓦の回収作業を行いました。
協力:瓦バンク、芝浦工業大学、金沢大学

8月3日、珠洲市雲津にて瓦の回収作業を行いました。

7月20日、珠洲市雲津にて瓦の回収作業を行いました。

能登瓦・古材の再生プロジェクト

倒壊した家屋から能登瓦や、柱や梁といった古材を回収して利活用を行います。能登瓦は、一般的に普及している瓦よりも少し大きく、両面を釉薬で仕上げています。この能登瓦を製造する会社が数年前に閉業しています。奥能登を象徴する能登瓦の町並みを将来へとつなげるために、公費解体で粉砕されて処分される前に倒壊家屋から瓦や古材を回収し、次の人への橋渡しを行います。

協力:珠洲市、瓦バンク、山翠舎、日本財団


輪島市DLT恒久仮設木造住宅


輪島市ゾウさん公園におけるDLT恒久仮設木造住宅の建設

輪島市の南町子供の広場(ゾウさん公園)でDLT恒久仮設木造住宅(3棟 31世帯)の建設が始まりました。


珠洲市集会所


珠洲市見附島における集会所の建設

8月より珠洲市にて、集会所の建設を進めています。建設地はDLT恒久仮設木造住宅の1~4棟と5~6棟の中間地点にあたります。屋根には瓦プロジェクで回収した能登瓦を再利用しています。

協力:東京木場製材協同組合

  


珠洲市DLT恒久仮設木造住宅


珠洲市見附島におけるDLT恒久仮設木造住宅の建設

8月より、7、8、0号棟の建設を進めています。

6月20日、建設予定の9棟(135世帯)のうちの30世帯分が完成し、引き渡しが行われました。室内には備え付けの家具やテーブルを設置しています。室内にはアーティストの鴻池朋子さんによるカーテンも設置されています。

所在地:石川県珠洲市 見付公園
施工:石川県建団連
DLT材供給:長谷川萬治商店
協力:鴻池朋子、和信化学工業株式会社、シネジック株式会社、株式会社 良品計画

 

鴻池朋子さんによるカーテン。手芸をする方々に協力を呼びかけ、それぞれ自宅にある布でカーテンを縫ってもらい、そこにウクライナの詩からイメージした作品のモチーフが刺繍されました。(6/14)

 

 


 

 

 

仮設住宅の準備を開始

能登半島地震への対応として、DLT(Dowel Laminated Timber)、コンテナ仮設住宅を用いた仮設住宅の計画を始めました。

DLT 恒久仮設木造住宅の特徴
・DLTとは、製材を並べて穴をあけ、木ダボを差し込んで製造された積層材のこと。製造時に接着剤や釘を使用しない
・DLTは接着工程が無く、大規模な製造設備が不要であるなど加工工程が単純であるため、地元の中小規模の木材事業者が取り組みやすい材料である
・箱型ユニットとしたDLT材を千鳥状に積層させることで、短期間での建設が可能
・内装をDLTのままとすることで、木の素材感を活かした室内空間を実現

 

 



紙の仮設工房


珠洲焼作家のための仮設工房の建設

5/31-6/1に珠洲市内にある珠洲焼作家のための仮設工房の建設を行いました。

協力:金沢科学技術大学校

 

 

輪島市で2棟目の仮設工房建設

5/1-2にかけて輪島市にある輪島塗のスタジオであるキリモトの敷地内に2棟目の仮設工房を建設しました。輪島塗は完成までに多くの工程があり、今後も輪島塗の職人の方々が利用できる仮設の工房の建設を計画しています。

協力:石川県インテリアコーディネーター協会

 

 

輪島市での仮設工房の建設

3/10-3/11にかけて輪島市にある輪島塗のスタジオであるキリモトの敷地内に仮設工房を建設しました。輪島塗は完成までに多くの工程があり、今後も輪島塗の職人の方々が利用できる仮設の工房の建設を計画しています。

協力:株式会社中東、石川県インテリアコーディネーター協会



紙の仮設住宅


珠洲市での仮設住宅の建設

3/8-3/11にかけて珠洲市横山地区に紙の住宅の建設ワークショップを行いました。珠洲市狼煙町で地震によって自宅が全壊し、ビニルハウスで一人で生活する方に紙のログハウスを建設しました。

協力:サントリーホールディングス株式会社、株式会社中東、石川県インテリアコーディネーター協会

 

 

2023年に建設した仮設住宅

2023年の能登地震の際に珠洲市に建設した仮設住宅は、令和6年能登半島地震の後も、損傷なく使われています。

 



避難所用・紙の間仕切りシステム

[Supported by] 公益財団法人 石橋財団、 株式会社西武リアルティソリューションズ、株式会社タマディック、ナイス株式会社


3月2日 輪島市鳳至(ふげし)小学校

輪島市鳳至小学校にPPSを用いた避難所が設置されています。

3月1日 能美市辰口福祉会館

能美市辰口福祉会館にPPSを用いた避難所が設置されています。

1月28日 金沢市額谷ふれあい体育館

エアウィーヴ株式会社よりマットレス、株式会社 良品計画より「ダンボールでできたベッド」、それぞれ40セットを寄贈いただきました。

提供:エアウィーヴ株式会社、株式会社 良品計画

 

1月28日 珠洲市直小学校

珠洲市直小学校においてPPSの設置が行われました。

協力:Peace Winds Japan

 

1月17日 珠洲市緑丘中学校

珠洲市緑丘中学校において、14日に続きパーティションの追加(74ユニット)を行いました。

協力:珠洲市、Peace Winds Japan

  

1月15日 白山市松任総合体育館 / 内灘町ほのぼの湯

白山市は能登からの避難者を受け入れる避難所を開設しました。自治体が備蓄するPaper Partition System(PPS)を利用して、松任総合体育館に計480ユニットを設置しました。

内灘町はプッシュ型支援で提供されたPPSを地元の避難所に設置しました。

  

1月13日,14日 珠洲市緑丘中学校

1月13日から14日にかけて珠洲市緑丘中学校においてPPSを100ユニット設置しました。今後、追加の設置を行う予定です。

 

 

1月9日 金沢市 額谷ふれあい体育館

金沢市「額谷ふれあい体育館」において、150ユニットのプライバシー確保のための紙の間仕切りと段ボールベッドを1月9日に設営しました。

別途、内灘町にも間仕切りを配送しました。

協力:小松マテーレ株式会社、株式会社良品計画、石川県インテリアコーディネーター協会、アトリエ・ホーボーケン一級建築士事務所、久坂和之建築設計事務所

 

 

記事・報道

テレビ金沢 【中継】ストレス減へ課題も 輪島市からの避難者は

テレビ朝日【ANNnews】石川 孤立地域“全住民避難”すでに始まっていた“集団”移動の現実【報道ステーション】(2024年1月12日) 1:20~ 金沢市 額谷ふれあい体育館, 8:40~ 白山市 PPS支援

北國新聞 1月13日掲載 『間仕切りで快適空間』,『南加賀受入れ全力』

TECTURE MAG『NPO VAN+坂茂建築設計が紙管間仕切りユニットと段ボールベッドを設営

中日新聞 1月11日掲載 『最大440人 市営6か所 金沢市が避難所開設