NPO法人ボランタリー・アーキテクツ・ネットワーク(VAN)+ 坂茂建築設計では、2024年1月1日に発生した能登半島地震の被災者用避難所にて、避難所用・紙の間仕切りシステムの設置を開始しました。
輪島市DLT恒久仮設木造住宅
輪島市ゾウさん公園におけるDLT恒久仮設木造住宅の建設
輪島市の南町子供の広場(ゾウさん公園)でDLT恒久仮設木造住宅(3棟 31世帯)の建設が始まりました。
珠洲市集会所
珠洲市見附島における集会所の建設
8月より珠洲市にて、集会所の建設を進めています。建設地はDLT恒久仮設木造住宅の1~4棟と5~6棟の中間地点にあたります。屋根には瓦プロジェクトで回収した能登瓦を再利用しています。
協力:東京木場製材協同組合
瓦プロジェクト
瓦回収プロジェクトの実施
11月9日、珠洲市の雲津M邸跡にて瓦のレスキュー作業を行いました。
協力:瓦バンク
10月17日、珠洲市の本住寺にて瓦の回収作業を行いました。
協力:日蓮宗青年会、瓦バンク、越前セラミカ、芝浦工業大学
9月28日、珠洲市の本住寺にて瓦の回収作業を行いました。
協力:瓦バンク、越前セラミカ、芝浦工業大学
9月7日、珠洲市雲津にて瓦の回収作業を行いました。
協力:瓦バンク、芝浦工業大学、越前セラミカ
8月24日、珠洲市雲津にて瓦の回収作業を行いました。
協力:瓦バンク、金沢大学、芝浦工業大学、越前セラミカ
8月11日、珠洲市三崎にて瓦の回収作業を行いました。
協力:瓦バンク、芝浦工業大学、金沢大学
8月3日、珠洲市雲津にて瓦の回収作業を行いました。
7月20日、珠洲市雲津にて瓦の回収作業を行いました。
珠洲市DLT恒久仮設木造住宅
珠洲市見附島におけるDLT恒久仮設木造住宅の建設
8月より、7、8、0号棟の建設を進めています。
6月20日、建設予定の9棟(135世帯)のうちの30世帯分が完成し、引き渡しが行われました。室内には備え付けの家具やテーブルを設置しています。室内にはアーティストの鴻池朋子さんによるカーテンも設置されています。
所在地:石川県珠洲市 見付公園
施工:石川県建団連
DLT材供給:長谷川萬治商店
協力:鴻池朋子、和信化学工業株式会社、シネジック株式会社、株式会社 良品計画
鴻池朋子さんによるカーテン。手芸をする方々に協力を呼びかけ、それぞれ自宅にある布でカーテンを縫ってもらい、そこにウクライナの詩からイメージした作品のモチーフが刺繍されました。(6/14)
仮設住宅の準備を開始
能登半島地震への対応として、DLT(Dowel Laminated Timber)、コンテナ仮設住宅を用いた仮設住宅の計画を始めました。
DLT 恒久仮設木造住宅の特徴
・DLTとは、製材を並べて穴をあけ、木ダボを差し込んで製造された積層材のこと。製造時に接着剤や釘を使用しない
・DLTは接着工程が無く、大規模な製造設備が不要であるなど加工工程が単純であるため、地元の中小規模の木材事業者が取り組みやすい材料である
・箱型ユニットとしたDLT材を千鳥状に積層させることで、短期間での建設が可能
・内装をDLTのままとすることで、木の素材感を活かした室内空間を実現
紙の仮設工房
紙の仮設住宅
避難所用・紙の間仕切りシステム
[Supported by] 公益財団法人 石橋財団、 株式会社西武リアルティソリューションズ、株式会社タマディック、ナイス株式会社
3月2日 輪島市鳳至(ふげし)小学校
輪島市鳳至小学校にPPSを用いた避難所が設置されています。
3月1日 能美市辰口福祉会館
能美市辰口福祉会館にPPSを用いた避難所が設置されています。
1月28日 金沢市額谷ふれあい体育館
エアウィーヴ株式会社よりマットレス、株式会社 良品計画より「ダンボールでできたベッド」、それぞれ40セットを寄贈いただきました。
提供:エアウィーヴ株式会社、株式会社 良品計画
1月28日 珠洲市直小学校
珠洲市直小学校においてPPSの設置が行われました。
協力:Peace Winds Japan
1月17日 珠洲市緑丘中学校
珠洲市緑丘中学校において、14日に続きパーティションの追加(74ユニット)を行いました。
協力:珠洲市、Peace Winds Japan
1月15日 白山市松任総合体育館 / 内灘町ほのぼの湯
白山市は能登からの避難者を受け入れる避難所を開設しました。自治体が備蓄するPaper Partition System(PPS)を利用して、松任総合体育館に計480ユニットを設置しました。
内灘町はプッシュ型支援で提供されたPPSを地元の避難所に設置しました。
1月13日,14日 珠洲市緑丘中学校
1月13日から14日にかけて珠洲市緑丘中学校においてPPSを100ユニット設置しました。今後、追加の設置を行う予定です。
1月9日 金沢市 額谷ふれあい体育館
金沢市「額谷ふれあい体育館」において、150ユニットのプライバシー確保のための紙の間仕切りと段ボールベッドを1月9日に設営しました。
別途、内灘町にも間仕切りを配送しました。
協力:小松マテーレ株式会社、株式会社良品計画、石川県インテリアコーディネーター協会、アトリエ・ホーボーケン一級建築士事務所、久坂和之建築設計事務所
記事・報道
テレビ金沢 【中継】ストレス減へ課題も 輪島市からの避難者は
テレビ朝日【ANNnews】石川 孤立地域“全住民避難”すでに始まっていた“集団”移動の現実【報道ステーション】(2024年1月12日) 1:20~ 金沢市 額谷ふれあい体育館, 8:40~ 白山市 PPS支援
北國新聞 1月13日掲載 『間仕切りで快適空間』,『南加賀受入れ全力』
TECTURE MAG『NPO VAN+坂茂建築設計が紙管間仕切りユニットと段ボールベッドを設営』
中日新聞 1月11日掲載 『最大440人 市営6か所 金沢市が避難所開設』