羽根木の森

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1階から3階で1住戸となる長屋形式の集合住宅である。既存の大木を1本も切らないという条件のなか、それらを避けるために梁や地中梁を抜いても構造が安定するジオメトリーとして、1辺4mの正三角形のグリットを見つけ出した。1階のピロティーでは、森の中を歩く感覚を保存するため天井高を3mとし、最小限に留めた個室は鏡とミラーガラスにより存在感をなくし森の木を増幅している。