日本では、欧州で認められている「燃え代設計」による耐火木造が許されていないため、木の周りにプラスターボードを張りその上を薄い木で仕上げる見せかけの耐火木造が開発された。それであれば、鉄骨造やRC造を木で仕上げたほうが合理的である。そこで、RCと木材(CLT)のハイブリッド構造を実現した。
柱はCLT板を組み合わせてロの字型の断面とし、それを型枠としてコンクリートを打設する。常時はRC断面が建物を支え、地震時にはCLT+RCの柱として水平力に抵抗する。各階の床も柱と同様にCLT板を型枠としてコンクリートを打設した。つまりCLTに構造材・型枠・仕上げ材の三役をもたせた。床スラブもCLTを使うことにより、下階の支保工が少なくてすみ、早くから下階の工事がはじめられるメリットもある。











