熊本木造仮設住宅

熊本地震は2016年4月14日と16日に震度7を観測した地震で、熊本県では大きな被害がありました。この集合住宅は地震の被災者向けの、熊本県御船町の10世帯、3棟の木造仮設住宅とコミュニティスペースです。仮設住宅の構造は木材と合板を組み合わせた構造パネルから成ります。パネルは工場で製作され、プレファブ化することにより現場での工期が短縮されます。構造パネルを組み立てた後は、屋根を掛け、構造パネルの間に壁やサッシ、建具を入れます。坂茂建築設計及びボランタリー・アーキテクツ・ネットワーク、慶応大学SFC坂茂研究室、熊本大学で協働しながら敷地を利用したコミュニティー・スペースの設計を行いました。

image_pdf