アイビー・ストラクチャー 1

敷地を長辺に沿って細長く半分に割り、南側半分を外部、北側半分を内部空間のブロックとしている。内部空間や内部と外部の境界面を自由にするために、たとえばフライング・バットレスのように、外部に内部の構造を負わせ、しかもただ構造を外に出すのではなく、もともと外部で必要な機能を併せ持たせている。ここでは、視線を遮るためのアイビー・スクリーンを構成する門型の鉄骨フレームから北側ブロックの2階部分を吊る構造とし、共用空間である1階を連続性の高い無柱空間としている。

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