I ハウス

新興住宅街にある敷地において、将来周囲に住宅が建て込んでも居間からの視界がある程度保たれるよう、正方形の平面を敷地に対し45度振って配置している。構法的には、1つのものに2つの意味を持たせ、材料と手間を省くよう工夫している。2枚の自立する外壁にのせた折板は屋根材と引張材の機能を持ち、2枚の壁自体の筋交いとして働く構造用合板は室内側ではOSBを使い、それをそのまま仕上げ材とすることで、ここでも1つのものに2つの機能を持たせている。

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