羽村の工場 電業社

予算、工期、そして重量機械を多層に設置する条件より、この工場では鉄骨造とプレストレスPC板を併用する構造システムを採っている。東側と西側に基礎にも地上にもつなぎ梁がない4層の鉄骨フレームを建て、全体の水平力をこのフレームにおいて負担し、その上にDTスラブをピン状に置いている。つなぎ梁がないためにフレーム間をクレーンが出入りできるのでDTスラブの設置は楽になり、またブレースなどに邪魔されずに機械の配置換えができるフレキシビリティの高い作業空間ができた。

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