京都造形芸術大学 災害支援センター

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京都造形芸術大学にて、再び学生自身による仮設アトリエを「紙の構造」で建設した。移設可能なように紙管両端のスチールジョイントをポストテンションを入れたスチールロッドで固定した。アーチの面剛性は2.2m×1.2mの紙管グリッドに構造用合板を固定し、その上に断熱用発砲スチロールを敷き膜で防水した。構造用合板には丸い穴をあけて、発砲スチロールを通して自然光を室内に入れた。その穴を利用して、施工事にはアーチ下の足場から胴体を出して、屋根の上に登らなくても合板の固定作業ができるようになった。学生に建設作業を任せるためには、安全な施工方法、重機を使わない建て方と部材寸法、特殊技術が不要のディテールを考えることがデザインのクライテリアになる。