桂林の大榕樹は、タワーカルストとともに街の景観を構成する重要な特色である。この計画敷地である城壁南門の城内側には、樹齢170年と220年の国の保存樹が左右対称に植えられている。この配置を見るとこの2本の木が意識的にこのスポットに、門を守るように植えられることがわかる。2本の木は大きなアーチとなり、あたかも一つの建築物のように大きな空間を作り出している。榕樹は、強い日指しから人々を守り、人々が集う場所を作っている。この度の南門のためのパビリオンは、2本の榕樹のように、長い歴史を作り、人々が集う空間を作り出したいと考えた。