4Gワイン・エステート

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日本では古来より神社にシンボルツリーとして“御神木(sacred tree)”があり、縁結び、厄除けや商売繁盛などのご利益があるとされ、訪れた者の心を落ち着かせると言われています。 この度、私が敷地を訪れたとき、敷地の斜面の中腹にそびえていた巨大な松の木に引き寄せられました。まさにその木は“御神木”だと感じました。そこで本計画のメインの建物をそのご神木を囲むように配置しようと考えました。そして建築の構成として、ワイナリーならではのアイディアや地域性を積極的に取り入れました。まずは木造の、樹木のような柱と屋根。ここにはワイン樽のように木のストリップを金属のフープで束ねて一体化しています。外壁には、この地域でよくつかわれる茅葺技術を使いました。内壁には、古い樽を解体し、それを伝統的な籠のパターンのように編ねています。 このようにして、4Gワイン・エステートのこだわりのように、この地の利を生かした、ここでしか作れないワインのような、ここでしか生まれない建築を紡いで作りたいと考えました。