女川駅舎・女川温泉温浴施設ゆぽっぽ

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前の駅舎よりも150m山側へ移動し、7m嵩上げされた場所に配置されている。3階建からなる本施設は、駅舎と言っても施設内の大部分は温浴施設として利用されるものであり、内外装に木材を多く用い、屋根は格子状に曲げたLVLを膜材で覆っている。この格子天井の隙間から2階の休憩室と浴室へ自然光が差し込まれる。また、日本画家の千住博氏、デザイナーの水戸岡鋭治氏と共同してタイルアートを手がけた。休憩室内には、町内外の人々に描いてもらった900枚を超える花の絵を、千住氏が描いた樹形にレイアウトした壁画《家族樹》を作成した。浴室には、千住氏による《霊峰富士》や《鹿と泉》といった作品をタイルに焼き付けている。