APOL オフィスビル

ジャカルタ市内の一等地に建つ高層のオフィスビルで、インドネシアを代表する海運会社の本社屋である。無柱のオフィス空間を実現するため、中央のコア柱と外周のファサードのマリオン、シェーディングデバイスおよび構造体を兼ねたプレキャストコンクリートの部材で建物全体を支持している。マリオン間に収まる水平の日除けルーバーは繊維強化コンクリートを使用し、一次構造部材の座屈止めとして機能する。それにより主要構造部材の断面を小さくすることが可能になり、全体の透明感を高めることに寄与している。

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