パリのポンピドー・センターの分館として、東フランスのメス市に建設された美術館、シアターなどの複合施設。公園に大きな屋根を配し、周囲を開閉可能なガラスシャッターのファサードとすることで、内外の空間を連続させた。屋根は中国の竹編み帽子のように、集成材を編んだような、六角形と三角形のパターンとした。このジオメトリーは三角部で面剛性をもたせつつ、すべてのジョイント部に2方向の部材しか交差しないため、ジョイントが単純化できる。巨大な木造屋根を覆う、テフロンコートされたグラスファイバーの膜材を通して、室内に柔らかい自然光が入る。3本の45度ずつシフトして積まれたギャラリー・チューブの両端のピクチャー・ウィンドウからは大聖堂や駅などの市のモニュメントが眺望でき、町との一体感をつくり出している。大屋根とギャラリー・チューブの下につくられる天井の高い空間は、設計の条件で、パリのポンピドー・センターには展示できない巨大なアートが展示できる空間となっている。








