敷地は周囲が木々に囲まれ、さまざまな鳥のさえずりが聞こえる崖であった。
1階部分は、簡素な宿坊的な個室と食堂を収めた幅7.2m、高さ3.5m、長さ81m の木造フィーレンディールトラスとして21mスパンを飛ばし、先端は12mのキャンティレバーとすることにより、21mのスパンの応力の軽減を図った。
2階の座禅用屋外デッキ空間は、最大限の抜けや透明感を出すため3mピッチの桁行方向と直交方向に105×300mmの集成材小梁を500mmピッチのジョイスト状に垂木として配した。通常ジョイスト状小梁はそれらと直交方向の大梁で受けるが、大梁が入ると内外の空間の連続性が分断される。そこで小梁自体をトラスの束材として使いその間にフラットバーの斜材を入れ、3mスパンごとのトラスとすることにより大梁をなくし視覚的に構造を消すことができた。











