シャトー・ド・ボーカステル

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AOCシャトーヌフ・デュ・パプの作り手のひとつである、シャトー・ド・ボーカステルの改装プロジェクト。同地域の中でも最高級ワインのひとつとされる程の高い評価を考慮し、サイト自体の変更はせず、生産能力を高め、新たな多機能スペースを提供できるようアプローチした。歴史的建築部からランドスケープに向かって伸びる細長い3つの棟には、それぞれ異なるプログラムが配される。各棟の間にできる空間は、一つは周囲の景観に開かれた庭園、もう一つは最適な搬出入ルートを考慮したローディングとする。またオリジナルのデザイン・コンセプトや、建物両端に設けられた緩やかに傾斜するシンプルな屋根などはそのまま維持し、周囲の景観や敷地面積と建物もバランスを計算の上、復元・調整される。この土地らしさを表現したいという施主・ペラン家の意向に答えるために、木材や日干し煉瓦といった低炭素素材を使用する。