東日本大震災・原子力災害アーカイブ拠点施設

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震災前、双葉町はカーネーションの生産が盛んでした。復興を機に開発されていくこの地に、過去の記憶を忘れ去られないようにシンボルとなるカーネーションの丘と祈念タワーを計画した。カーネーションの丘は道路を挟んで計画されている復興祈念公園と一体的にするため、大量に発生している除染土を盛土として使い、ブリッジにて復興祈念公園とつないでいる。祈念タワーは再生可能エネルギーを使ったエネルギー自立型建築としての建物として計画した。この場所が将来の開発でも埋もれることなく、長年に渡って震災の記憶を再生・継承し、人々が集う復興のシンボルとなることを期待している。