中之島の国立国際美術館の隣接地に計画された美術館である。敷地にある舟入遺構を復元するだけでなく、水都大阪を象徴するように舟入として利用し、観光船からのアプローチも可能としている。建物は鉄骨トラスにて上部のボリュームを15m上に持ち上げ、その下をイベントプラザとして市民に開放している。トラス内には管理・研究部門と収蔵庫を収められ、さらにその上部には箱形の展示室を積み上げている。展示室と展示室の隙間は大阪の街並みを映し出すピクチャーウィンドウとなっている。

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