紙のカテドラル

2011年2月22日に発生したM6.3のカンタベリー地震は、街のシンボル的存在であったクライストチャーチ大聖堂にも深刻な被害をもたらした。これを受け、新たな仮設のカテドラルを設計することとなった。現地で調達可能な紙管とコンテナーを用いて三角形の断面を形成する。オリジナルの大聖堂の平面と立面のジオメトリーを受け継ぎ、同じ長さの紙管の角度を徐々に変化させている。700人収容可能で、教会としての機能の他に、多くのイベントやコンサートとしても利用できる。

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