駐日ブラジル大使館 サッカー・パビリオン

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2014年サッカーW杯ブラジル大会の開催に合わせ、駐日ブラジル大使館に仮設パビリオンを設営した。道路に面した大階段から建物までを一体の屋根で覆うことで120㎡の空間をつくっている。東日本大震災の際、避難所で間仕切りを設置した時と同じ、コネクターを使わない紙管の剛接合システムを使い、空間のスケールに合わせた部材のプロポーションにした。3mのグリッド上に外径430mm、厚さ15mmの紙管の柱が並び、その上には外径125mmの梁が柱を貫通してフレームを構成している。梁の上には勾配を付けるためのスペーサーと外径80mmの紙管の母屋を乗せ、それらを縄で縛っている。輪切りにした紙管でつくったスクリーンにはサッカーボールをはめている。