ハイブリッドマスティンバーによる10階建て研究棟、「アーバー(東屋)」である。中には教室、講堂、トールウッド研究所が入る。曲線形状にもかかわらず建物は効率的で費用対効果が高く、スパンと部材のサイズは均一となっている。傾斜の緩やかな階段と踊り場のラウンジを備えた開放的なアトリウムが特徴のデザインで、学生たちが建物内で集まって共同作業しやすくなっている。アーバーは北米で最もエネルギー効率の高い建物となるように設計されており、通気性あるダブルスキンのファサードと、ソーラーチムニー付きアトリウムに排気するダクトレス換気システムが活用されている。