都市の一等地に位置するイノベーションセンター。シンプルでクラシックな建物形態は、工房、時計塔、教室棟など、建物のプログラム化された用途を反映している。革新的木造システムの集大成となる設計であり、学術施設として定められたニーズを特に満たすものとなる。例えばワイドスパントラス、小径の柱、グリッドシェルドーム、立体骨組スラット、CLT壁スラブ、ダボ積層デッキなどが用いられる。各構造システムは空間の機能的必要性を満たしつつ、日当たりや開放性、柔軟性、相互連携といった研究学習に最適な環境を育み、交流を促進する。このプロジェクトでは地元生産、地元製造材料を特に活用しており、州が育成する木材産業を後押ししている。